メコン川からこんにちは

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うれしい変化

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サバイディー!さのしほです。

前回までの記事では、お隣のカムワン県コンロー洞窟への旅をリポートしました。

コンロー洞窟のリポートはこちら

秘境コンロー洞窟への旅2日目・後編 - メコン川からこんにちは

 

そして今日は、旅行から帰ってきて1週間が経過した土曜日ですが、この1週間で気づいたことがあるのでそれについて書いていきたいと思います。

それは、旅行に行く前と比べて、自分の身にさまざまな嬉しい変化が起きているということです。

 

変化1: 心がスッキリ

旅では丸2日間、同じ任地にいる日本人の協力隊員と一緒に時間を過ごしました。これがメンタルヘルス的にとても良かったようです。

というのも、日本語で話すと口数が増えます。日本にいた時なら話さないような些細すぎるエピソードも、言語が通じるので話したくなってしまうんですよね。

今思うと「これ聞いて!感」が強すぎたという反省があります。オチのない話を何回もしてしまいました。あと、いつもより激し目にツッコミを入れてみたりとか... 思い返すだけで恥ずかしい自分の言動。

でも、こうやって普段何気なく思っていることを誰かに伝えたり、頼れる先輩隊員に相談したりすることで、頭の中がすっきりしてリフレッシュすることができたのは間違いありません。

 

 

変化2: 同僚とのコミュニケーションが円滑化

これには2つの理由があると思っています。

1つ目は、変化1でもお話しした通り、心がスッキリ明るくなったことです。今までは、自分が緊張していたり、悩んだり、調子が悪くても、言葉にしないために周りの空気が重くなってしまうことが多々ありました。さらに、ラオス人同士の話に入って行けないことにストレスを感じたり、うまく笑えなかったりということもあったんですよね... 気づいたらずっと口角上げてるやん...みたいな。

海外に行ったことのある方ならこのような状況に陥ることがあるかもしれませんが、私にとっては初めての体験でした。しかも、日本ではコミュニケーションに関して悩みを感じたことはほとんどなかったので、日本で認識していた自分とは真反対の状況になっていくことに戸惑いを感じていたのです。特に海外で仕事をする上で、非言語コミュニケーションってとても大事だと分かってはいたけど、なかなか実行に移せない自分もいました。

でも!心がスッキリ明るくなったことで、同僚と話すのが怖くなくなりました。月並みな言葉かもしれませんが改めて、心から笑えるって本当に大切だなと思います。

 

コミュニケーション円滑化の理由2つ目は、自分自身を客観視することができるようになったことです。

今回の旅は、自分のほか3名の協力隊員と同行させてもらいました。道中お話をする中で、先輩隊員のいろんな苦悩を聞けたのがとても大きかったように思います。さらに、旅の中で『自分以外の日本人が現地の人と話す中でうまく伝わらないことや言ってる内容がよく分からない』状況を目にすることは、普段の自分を第3者の目線で見ているような感覚でした。

すると普段、活動先には日本人が自分ひとりしかいないために、知らず知らずのうちに「悩んでいるのは自分だけ」という感覚に陥っていたことに気づきました。言うなれば、独りよがりなひとりぼっち。しょーもないですねー!笑 みんな悩むのに!

当たり前のことなんですが、気づかなかったんですよこれが。自分で思考停止していたせいもありますが、なにせ生活環境や交友関係が変化しない中で言語の壁もあり、どんどんひとりの世界に閉じこもって行ってしまっていたのかもしれません。言語以外のさまざまな壁を乗り越えて活動している先輩隊員とお話できたことで、自分はどれだけ小さい人間だったんだろうと反省しつつ、第3者の目線で自分を見つめ直すことができるようになりました。

自分の言動は同僚にどう映ってるんだろう?」「どんな外国人が職場にいたら楽しいかな?」そんなことを想像しながら話していると、日本にいた時のように楽しい自分に戻ることができました。変な意味じゃなく、まるで演じてるみたいで楽しくも思えます。(演じる感覚が強くなってきて苦しく感じてきたらその時はまた考えます!)

 

 

変化3: ラオス語って楽しい!

この感覚を取り戻せたのは、旅先の人々との交流のおかげです。ラオス語という言語に限ったことではありませんが、現地の言葉を話して、現地の人と意思疎通できる嬉しさ・楽しさ・発見に触れられて、「もっと話したい!」という気持ちがモリモリ。

この数ヶ月活動先では、ラオス語の波に飲まれてしまい、「もう一度言って」とか「どういう意味?」というワードを使うことが億劫になっていました。それは、何度も聞き直すのって疲れるし、「もういいよ」とか「彼女はラオス語分からないから」って言われると精神的ダメージが半端ないからです。その部分だけは聞き取れてしまうから余計に落ち込む。でもそうやって聞き流すことって、全然成長に繋がらないし、相手にも自分の意欲が通じないですよね。

この1週間は、「ボーカウチャイ(わからない)」というワードをこれまで以上に使いました。すると意外や意外、私に嫌な顔をする人なんていないんですね。なぜ気づかなかったんだろう。これもひとつの意思疎通だし、自分を分かってもらうために必要な手段なんだと知ることができました。加えて、「分からない自分」を自分で受け入れることも大切なのかもしれません。

 

 

最後に

うんたらくんたら書きましたが、結論はひとつ。ストレスマネジメントは大切!!

私も外国に長期滞在することが初めてで、全く予想できなかったのですが、意外と日々ストレスが積み重なっている可能性があります。そしてその対策は、実際その状況になってみないと分からないものなのかもしれません。

今回、先輩隊員にご一緒させていただいた休日の旅が、私の場合よい効果を発揮してくれたのでご紹介してみました。とても充実した貴重な機会を頂けて本当に感謝しています。みなさんのリフレッシュ方法はなんですか?

ちなみに普段の土日は家でユーラーラー(ぼーっと)してますよ。

 

 

おまけ

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ເຂົ້າໜົມຕົ້ມ(カノムトム)というお菓子。

カラメルと絡めたあまーい細切りココナッツを餅粉の皮で包み、バナナの葉っぱ包んで蒸します。

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一緒に包ませてもらいました。蒸し立てはさらにおいしい...